八ヶ岳ーその弐ー
翌朝、山小屋の朝は早いです。
6時に起きた時には、もう何人かが出発の準備を整えており、
中にはすでに出発した人も。それが若い女性であるから、なお驚きです。
小屋のまどから、今日登る硫黄岳が見えるということで、
見に行きました。
晴れています。
昨日まで雲の中でしたが、やっと山頂を見ることができました。
この分ならきっと気持ちよく登ることができそうです。
6:30になり朝食。
今朝は、ごはん、味噌汁、アジのひらき。
立派な朝ごはんです。
7:30、準備も整い、出発です。
一晩、お世話になった山の仲間達に別れを告げ、
それぞれ今日目指す山に向かっていきます。
昨晩、降り積もった雪で、
新しく作られた世界は、
まだ誰も人の踏み入れたことのない生まれたばかりの地球を見るようです。
いよいよ、出発。
今日は、赤岳鉱泉から、赤岩の頭を通り、標高2760Mの硫黄岳を目指します。
山の道、美しすぎます。
感動して、今にも叫び出しそうです。
ありきたりの言葉ですが、
「すべてが新鮮」です。
少し登ると、木々の谷間から、阿弥陀岳が見えます。
朝日に照らされて美しいです。
いままで、山に登ることの中で、
眺望の良さについては特段関心が無かったのですが、
今回の山行では、その魅力が初めて分かりました。
感動しっぱなして、バシャバシャ写真を撮りっぱなしです。
もはや、何を撮りたいのかわからない状態ですが、
感動したその瞬間を撮りたくてただシャッターを押してました。
今、見返すとヘタクソな写真ですが、その時の感動を思い出すから不思議です。
何アルプスでしょうか?
遠くにさぞ品位の高そうな山脈が見えます。
いつかあそこにも登りたいな。
今日のルートの半分ほど来た頃でしょうか。
だんだんと木々の数が少なくなって来ました。
木漏れ日の数が多くなり、
森はまた違う表情を見せ始めます。
空が開けてきました。
凄まじい蒼さ!!!!
ついに来た。
これを見るためにここに来たのではないかと思うほど、
圧倒的な美しさ。
冬の山でしか見ることのできない、
冬の山を登る人だけが味わうことのできる感動。
いよいよ森林限界。
木々が生息できる限界の高さです。
遮るものはなくなり、八ヶ岳の山々を見渡すことができます。
今回、私の実力ではまだ登ることのできなかった
赤岳が、左右を、横岳と阿弥陀岳に囲まれながらそこにあります。
来年の冬は、赤岳に登れるように力を身につけようと
この景色を見て思いました。
さて、これから向かう硫黄岳に目をやると、
稜線に少し風が吹いています。
先発したパーティーがちょうど稜線を登っているのが見えます。
まずは私も稜線を目指します。
木がもうないので、風が吹くと急に寒くなります。
この辺は雪が積もっているから安心ですが、
このような地形の所で、アイスバーンだったら滑落の危険性が出てきますね。
ピッケルはこういった所で使うのだろうなと初めて分かりました。
稜線に出ました。
赤岩の頭です。
景色いいな〜。
360°パノラマ写真を撮ろうと思いましたが、
風があって、寒くて、カメラの操作ができません。
カメラの電池もなくなってきたので断念。
硫黄岳頂上を目指します。
稜線は風も吹いていて、目出し帽をかぶらないと寒くてだめでした。
途中、大きな岩を二つ、通ります。
滑ったら滑落です。
慎重に、慎重に。
そしてやっと、頂上に。
やった〜!!!
頂上の標識の所で記念撮影っと思ったら、
ピッピ、ピッピ、ピッピ、
カメラ、電池切れです。
エ〜〜〜〜〜。
もうちょっと頑張ってよと、
電池を温めたりしてみましたが、
完全に沈黙
もういい。心に焼き付けるっ!!
とばかりに、景色を堪能。
写真をお見せすることはできませんが、
今も心に焼き付いています
頂上には、爆裂火口というのがあって、マグマが爆発した後があり
断崖絶壁になっているところがあります。
怖くて近づけませんでしたが、
相当な落差が有りそうでした。
15分ほど、頂上で過ごし、下山。
途中、小屋で一緒だった方と写真をとったり、
小屋でごはんを食べたりして、14時頃、下の駐車場へ。
天気もよく暖かくなったので、下の方は道の雪も溶け始めていました。
八ヶ岳にももうすぐ春がくるのだなと感じ、
また来るよと、八ツに別れを告げ、
日常へと帰ってきたのでした。
でも、帰りにちょっと寄り道。
途中の川を調査に。
(川に釣りに行ったり、下見に行くのを、自分の中では調査と位置づけています。遊びじゃなく、自然環境のフィールドワークであると・・・)
で、よってきたのが、
須玉川。
釣り雑誌「つり人」の3月号に紹介されていたところです。
一人だけ釣り人がいました。
竿は出しませんでしたが、
なんか釣れない気がする。
そんな嫌な予雰囲気を醸し出していました。
また機会があったら寄らせてもらうことにします。
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